2018年11月03日

外国語教育

 長くなったので分けた。続き。

 こういった現象は移民を増やしたりや一時的であれ労働者を大量に受け入れるのであればこれからの日本でも顕著に起こる事ではある。「移民」とか「外国人」とか「グローバル」と言うと、なぜか日本では欧米人;白人が大前提になっていて、アフリカ系やアジア系がそこに少し入り混じるニュー・ヨークやロンドンのような町が出来上がるという事が暗黙の了解になっている。もちろん何の根拠も示さない。経済の専門家;世界的に活躍する○○;マスコミ;アメリカに留学した;アメリカで生活している;……そういった人達の話には物凄く多い。しかし、実際に日本にいる外国籍や移民で多いのは韓国;朝鮮系が大多数で、それ已外では中国。その次はペルー;ブラジル;チリといったかつて日本が多く移民を向かわせた南米。そして近年増えているのは圧倒的に中国。あとはフィリピンやヹトナムなど南アジアから、西に向かってイランくらいまでの人。わずかに中東;ヨーロッパ;アフリカの人で、増えていると言ってもそれほど多くはない。自分の身のまわりには欧州系やアフリカ系がたくさんいると感じる人はいるだろうが、「それはあなたの環境が特殊なだけのローカルな話です」と思っておいた方が良い。理由は簡単で、誰でさえ遠い見知らぬ土地に行くには勇気がいる。家族や恋人を残して行くなら近くて何かあってもすぐ帰れる方が安心。一族のつながりが強い地域ではなおさらそう考える。自然と近い国に行く人が増える。ロンドンは中東やアフリカや東欧が地理的にも心理的にも近い。ニュー・ヨークであれば中南米が比較的近い。それだけの事。西ヨーロッパのごく一部の国の人が個人の考えで動くからと言って世界のみんながそうという訳ではない。家族;一族の人生を背負って動く人の方が多い。その点は移民問題を考える時、絶対に忘れてはいけないし、自称外向の人達には決定的に欠けている視野なので注意した方が良い。他にも移民問題を議論する際に最低限押さえておいた方が良い視点があるので機会があればまた別途に話題にする。

 何はともあれ、留学にしろ短期就労にしろ永住にしろ観光にしろ、日本にいる非漢字文化圏;非日本語圏出身の人は増えているわけで、しかもその内訳は今は朝鮮語系が圧倒的多数、これからは中国語系が圧倒的多数になる。そして次に多いのがスペイン語系;ポルトガル語系。英語は入らない。ヹトナム語とインドネシア語を入れてもまだ英語は無関係。一方、自称外向の人達の理想は全員が英語を学んで「外国﹙実質西欧か米国﹚」に行く事になっていて日本に日本人は誰一人生活していない事になっている。また、自称外向の中には英語しか外国語を話せないとか欧米や主要観光地しか行った事のない「世界を知っている」人達が少なからずいるので、英語が話せたら日本已外の世界中の人と会話ができる事になっている。しかし実際は英語が話せないか話せても日本人とどっこいどっこい、読み書きに至っては「私英語話せません」と言っている大卒日本人より酷い人の方が多い。それでも日本には確実に人が入って来ている。「来て欲しくない」人と「英語が話せて人手を連れて来れば万事解決、嫌がるのは内向きなだけ」と考える人がいくら議論しても現実の問題解決能力は無く時間の無駄なので、どういう立場であれ日本で生活しながら外国人が関わる移民問題や外国人材;外国語を使ったコミュニケーション;多文化共生;教育;ヺランティアといったテーマに関心のある人は、英語已外の言語にも関心を持っておいた方が良い。地震の一覧に出てくる地名は英語圏がそれほど多くない。そしてスペイン語圏が少なからずある。ロシア語圏もある。欧州や中東;アフリカはほとんど出て来ない(最近はイオニア海地震の余震でギリシアは多いが)。割合的にきっちり正確とは言えないだろうが、普段外国との関わりが実際にも情報としても少ない人にとって「日本で今、そして将来必要とされる外国語は英語だけじゃない」というイメージはこれで多少なりともつかめるんじゃないかと思う。そして、地震の一覧に出てくるのは𝟓𝟎%で、残り𝟓𝟎%は中国語系だと思っておけば良い。

 情報処理と云う点では、無機質な情報の羅列からでも学べる事はたくさんある。

posted by Marimó Castellanouveau-Tabasco at 08:03| 東京 ☀| 外国語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする