2018年06月04日

就活学生が読んではいけないお話⑦

 土曜どようの晩まえに「就活しゅうかつ学生がくせいが読んではいけないおはなし⑦」として、「自己じこ分析ぶんせき非効率ひこうりつさ」についていたが、𝟑𝟖𝟎𝟎字さんぜんはっぴゃくじくらいになったので分けて投稿とうこうしようか、しかしフリガナの確認かくにんもあるのでまた明日あしたにしよう……と保存ほぞんして終えたところまではおぼえている。だが日曜にちようの夜作業さぎょう再開さいかいしようと思ったらまった見当みあたらない。書きながらほとんど無意識むいしきに[𝐂𝐭𝐫𝐥]+[𝐬]をくせが付いているので保存ほぞんし忘れたという事はいはずだが、雑多ざったな事を書き溜めたメモ帳のようなファイルに置いてあったので、今朝けさ細々こまごまとした内容ないよう各所かくしょ整理せいり分配ぶんぱいしていたさい、間違まちがって消してしまったのかも知れない。ありそうな場所ばしょ確認かくにんしてみたが見当みあたらなかった。仕様しようい。内容ないよう大方おおかたおぼえているので書き直せない事もいが、面倒めんどう仕事しごとでやっているわけでもリクエストが多数たすうあるわけでもないので無理むりに書き直す必要ひつよういよなぁとやる気もない。

 一応いちおう今日きょう修訂しゅうていしようと思っていた分も含めて流れだけ示しておくと、

𝟔月ろくがつ𝟏日ついたち夜のニュースで大手おおて企業きぎょう就活しゅうかつ面接めんせつ解禁かいきん話題わだいが採り上げられていた。ある学生がくせいが手にしていたノートの表紙ひょうしには「自己じこ分析ぶんせき」とおおきく書かれていた。自己じこ分析ぶんせきなんて今でもやっているのかという感想かんそう

自己じこ分析ぶんせきをする事の意義いぎが解からない。何をする?何のためにする?そもそも分析ぶんせきするだけの分析力ぶんせきりょくはあるのか?そんなになか分析力ぶんせきりょくが高い人がおおいとは思えない。それに分析ぶんせきをするのは簡単かんたんな事ではなく、それなりの手間てま読解力どっかいりょく訓練くんれんと慣れがいる。事物じぶつ対象たいしょうであってもそうなのに、人間にんげん対象たいしょうとなればさらにむずかしい。他人たにんであってもむずかしいのに、それが自分じぶんとなるとさらに難易度なんいどが高い。客観性きゃっかんせい担保たんぽおおきな問題もんだいになる。また、自分じぶん分析ぶんせきをしたとして、その分析ぶんせき内容ないようが合っているのかをどうやって確認かくにんするのか?という問題もんだいもある。

自己じこ分析ぶんせきは知る限り遅くとも𝟏𝟗𝟗𝟎年せんきゅうひゃくきゅうじゅうねん代半だいなかばくらいからあったとおもう。「自分じぶん探しの旅」なんてものも流行はやっていたらしい話は聞くが、毎度まいどおなじみアメリカからのパクリなのかは知らない。国内こくないでは就活しゅうかつ情報じょうほうを売る企業きぎょう宣伝せんでんし、企業きぎょうが真に受け、大学だいがく就活しゅうかつ担当たんとう部局ぶきょく影響えいきょうされ、学生がくせいがよくわからないがなんとなくやらないといけないらしいと義務感ぎむかんに駆られるという一連いちれんの流れがある。もし自己じこ分析ぶんせき自分じぶんには積極性せっきょくせいがあると分析ぶんせきしたら、就活しゅうかつ已前いぜんから自己じこ判断はんだん自己じこ分析ぶんせきつづけてきた人でない限り、他人たにんわれているから;やらないといけないらしいから自己じこ分析ぶんせきをしているだけという主体性しゅたいせいの無さと矛盾むじゅんする事になる。

自己じこ分析ぶんせきによってどんな業界ぎょうかい仕事しごと自分じぶんに向いているのかをかんがえる?○○まるまるという会社かいしゃで働きたいとか給料きゅうりょうが高い方がいとか休みがしいという動機どうきだったらどうする?自己じこ分析ぶんせきをする必要ひつよういということになる。

分析ぶんせき中身なかみより、就活生しゅうかつせいあん要求ようきゅうされている事がちゃんと準備じゅんびできているかどうかという形式けいしき要件ようけんをみていると話す人事じんじもいた。平安へいあん貴族きぞく儀式ぎしきを決められた作法と次第しだいで滞りなく行えるかいなかが出世しゅっせかぎとなり、そのために家で作法を暗記あんき練習れんしゅうを繰り返していたらしいが、それと何もわらない。今風いまふうえばいわゆる「お役所やくしょ仕事しごと」。ただ、この言葉ことばあまり適切てきせつではない。個人こじんてきには役所やくしょ民間みんかんもそんなにわらないとかんじている。場合ばあいによっては役所やくしょより民間みんかんの方がずっと効率こうりつ悪かったり仕事しごとをしない。神社じんじゃ仏閣ぶっかく葬儀屋そうぎや仕事しごとと言った方が適切てきせつかも知れない。加持かじ祈禱きとう冠婚かんこん葬祭そうさいなら決められた手順てじゅんをきちっと再現さいげんできるかが重要じゅうようで、なぜ必要ひつようか?なんてかんがえる必要ひつようい。就活生しゅうかつせいに求められている自己じこ分析ぶんせきとは占いかおまじないみたいなものかも知れない。平安へいあん時代じだいもそういうものが流行はやった。

自己じこ分析ぶんせき関連かんれんして、「あなたは我が社で何ができるのか?」といったたぐい質問しつもんをする企業きぎょうがある。これはアメリカのパクり。𝟏𝟗𝟖𝟎年せんきゅうひゃくはちじゅうねん代の米国べいこくドラマでも程度ていどの話で、主体性しゅたいせい創造性そうぞうせいに関しては疑っていい。これに対する回答かいとうは「知るかボケ。外部がいぶ素人しろうと組織そしき内部ないぶで何やっているかなんて判るわけないだろう。まさかあの薄っぺらいパンフやホームページが会社かいしゃの全てだと本気ほんきで思っているのか?」が正解せいかい(笑) それでは参考さんこうにならないとうなら、「私が何に適任てきにんなのか、それをかんがえ、見出みいだすのがあなたがた人事じんじやリーダーの役割やくわりではないでしょうか」と答えればい。人材じんざい発掘はっくつ配置はいちなんてシミュレイション・ゲームをやれば中高生ちゅうこうせいでも自分じぶん全部ぜんぶ決めないといけない。相手あいて丸投まるなげするなんて甘ったれるなという話になる。

・何やっているかなんてわからないと答えたら業界ぎょうかい研究けんきゅう企業きぎょう研究けんきゅうをしているか?と問われるかも知れないが、企業きぎょう業界ぎょうかいの事を知っている人の方がかえって話しにくいはず。面接めんせつ新聞しんぶん週刊誌沙汰しゅうかんしざたになったような不祥事ふしょうじについて話せるか?「私なら検査けんさ帳簿ちょうぼをごまかす事もいといません。絶対ぜったい秘密ひみつは漏らしません!」とか「上司じょうしのセクハラも黙認もくにんします!」と面接めんせつで言ってしいのか?実際じっさい、この手の話題わだいを振られて裏話うらばなしを頭に思い浮かべながら相手あいてをしていた事がある。

面接めんせつ初期しょきした社員しゃいん程度ていどなら受験者じゅけんしゃ側の方がよほど内部ないぶ事情じじょうに詳しい場合ばあいもあるのが現実げんじつ。また、上の方でも部署ぶしょちがうと全然ぜんぜん知らず話が通じなかったという事がしばしばあった。それくらい企業きぎょうえば分業ぶんぎょう;悪くえば縦割たてわりしている。全体ぜんたいを知らない;知ろうとしない;知るため余裕よゆうを与えないというのは情報じょうほう処理しょりとしては悪手あくしゅなのでこの手の企業きぎょう大企業だいきぎょうとて要注意ようちゅうい。あとあと業績ぎょうせき悪化あっか不祥事ふしょうじ見舞みまわれる可能性かのうせいがある。

・少しそれて高学歴こうがくれきの優位さについて。いわゆる「一流いちりゅう大学だいがく」は大手おおて企業きぎょう役員やくいん幹部かんぶクラスの子供こどもがゴロゴロしている。情報じょうほう出処でどころ人事じんじそのものだったり人事じんじより上の一次いちじ情報じょうほうだったりするので、噂話うわさばなしと言っても情報じょうほう精度せいどが高い。それに対して、採用さいよう活動かつどう今後こんご企業きぎょう活動かつどう方針ほうしん決定けっていから遠い立場たちばの人ほど情報じょうほう信頼性しんらいせいが落ちる。同じ「親が○○まるまるに勤めている」「子供こども○○まるまるに入った」という世間話せけんばなしでも、ある集団しゅうだんは親が幹部かんぶ役員やくいんクラス、子供こども本社ほんしゃ総合職そうごうしょく就職しゅうしょくが当たりまえ、ある集団しゅうだん一般いっぱん職や支店してん関連かんれん子会社こがいしゃが当たりまえ、ある集団しゅうだん工場こうじょう勤務きんむが当たりまえ……と、前提ぜんていとなる世界せかいまったく異なる。これは各集団しゅうだんともに、自分達じぶんたちの「ふつう」がなかの「ふつう」とは限らないことを意識いしきしておくべき。なか全員ぜんいん大卒だいそつかのように分析ぶんせきする専門家せんもんかやコメンテイターの問題もんだいと似た話。

噂話うわさばなし精度せいど出処でどころだけでなく伝達でんたつ者の問題もんだいもある。学歴がくれきにこだわる必要ひつよう性はいし、今は一流いちりゅう大学だいがくといっても半分はんぶん推薦すいせん𝐀𝐎入学えいおうにゅうがく少子しょうし学力がくりょく試験しけんの合格水準すいじゅん𝟏𝟗𝟖𝟎年せんきゅうひゃくはちじゅうねん代・𝟗𝟎年代よりがっているのでむかしほど当てにならないが、基本きほんてき学力がくりょく試験しけん対応たいおうできる人というのは記憶力きおくりょく表現力ひょうげんりょく読解力どっかいりょくに優れている傾向けいこうがある。過去問かこもん参考さんこう書を使つかった深層しんそう学習がくしゅうによる人工じんこう知能ちのう出来損できそこないみたいな暗記あんき人間にんげんであっても、情報じょうほうみぎからひだりへ持って行く力に関しては相対そうたいてきに優れているわけで、噂話うわさばなし精度せいど相対そうたいてき情報じょうほう伝達でんたつ不得意ふとくいな層の人達ひとたちより高い。情報じょうほう精度せいどとコネクションという意味いみでは高学歴こうがくれきの方が優位だというのはさえておいた方がい。

・コネと言っても大手おおて企業きぎょうではコネ入社にゅうしゃ基本きほんてきにできない。中小ちゅうしょう企業きぎょうの方がコネ採用さいようおおい。理由りゆう単純たんじゅんで、大手おおて企業きぎょう内外ないがい利害関係人りがいかんけいにんがあまりに多過ぎていちいち話を聞いていたら切りがいから。余ほどの権力者けんりょくしゃか弱みを握っている人間にんげんでない限りコネ入社にゅうしゃはできないとかんがえてかまわない。企業きぎょうによっては二世にせい禁止きんしやコネ禁止きんし自主じしゅ規制きせいをして注意ちゅういを払っている。テレヴィ局はそうでもないようだが(笑) しかし、子供こども親戚しんせき就活しゅうかつ世代せだいだから担当たんとうから外されるということはあったとしても、隣近所となりきんじょ友達ともだち親子おやこにまでは規制きせいが及ばない。結果けっか内部ないぶ情報じょうほうがいろいろと流れてくることになる。

自己じこ分析ぶんせきに話を戻す。以前いぜん𝐍𝐇𝐊で大学だいがく講義こうぎ放送ほうそうするのがマイブームになっていたが、スタンフォードだったかどこか忘れたが、ある講義こうぎで、名将とされた退役たいえき将校しょうこうがイラーク戦争せんそう直前ちょくぜん図上ずじょう演習えんしゅうにてイラーク軍を担当たんとうしたら、アメリカ軍に勝ってしまい演習えんしゅう中止ちゅうしになったという話があった。あいまいな情報じょうほうになっているのでもし手元てもと記録きろくが残っていたらまた今度こんど正確せいかくなところを紹介しょうかいするが、その退役たいえき将校しょうこう最初さいしょからやり方を決めてかかるのではなく、まず状況じょうきょうをみて適切てきせつ対応たいおうかんがえるといった趣旨しゅしはなしをしていたようにおもう。この人を、あるいはこの人でなかったとしてもこの手のかんがえ方の人間にんげんを𝟐𝟐歳の学生がくせい偽装ぎそうして就活しゅうかつさせたら間違まちがいなく優秀ゆうしゅうでない人材じんざい扱いされて落とされる。「状況じょうきょうによる」という回答かいとう禁忌きんきなのか非常ひじょうに嫌がる。心理学しんりがくでもこの手の思考法しこうほう想定外そうていがい存在そんざいしないことになっているので、適性てきせい検査けんさにも向かない。なので就活しゅうかつ学生がくせいが聴いてはいけないおはなし

むかし『キン肉マン』という漫画まんががあって、近年きんねん続編ぞくへんが再び連載れんさいされているようだが、そこに出てたアタル・チームは固定したメンバーを持たず相手あいてによって編成へんせいえるというスタンスをとっていた。この柔軟じゅうなん視点してん就活しゅうかつ学生がくせいが聴いてはいけないおはなし。スグル・チームは方針ほうしんがあったわけではなく成り行きで人員じんいん構成こうせい刻々こくこく変化へんかしていったが、これも逆算ぎゃくさん至上主義からすると「かんがえていない」という事で評価ひょうかは低い。かといってフェニックス・チームのようにあれこれ策謀さくぼうを巡らせるのも小賢こざかしいとして嫌われる。マリポーサ・チームはハングリー精神せいしん標榜ひょうぼうしていたから一見いっけん喜ばれそうだが、出自しゅつじわるいので忌避きひされるだろう。なんだかんだ言っても学歴がくれき社会しゃかいはまだ生きているという矛盾むじゅんがある。なので「キン肉星王位争奪編」は就活しゅうかつ学生がくせいが読んではいけないおはなし。ただし、ビッグボディ・チームは大柄おおがら猪突ちょとつ猛進もうしんがたの判りやすい構成こうせいでこれこそが就活しゅうかつ学生がくせいに求める理想りそうとなる。やられそうになると「自分じぶんでもよく分からない、剛力ごうりきの神にそそのかされて~」とい訳するが、それを言ったのは大将だけなので、そのあたりも企業きぎょう向けかも知れない。

・ちなみに私は自己じこ分析ぶんせきなんて馬鹿ばか馬鹿ばかしいとかんじたのでしなかった。エントリーシートにそれを求めるような内容ないようはあった気がするがテキトーにいていたので何をいたのかおぼえていない。しかしあれで落とされることは無かった。代わりに就活しゅうかつ本格化ほんかくかする直前ちょくぜん客観きゃっかん試験しけんを受けてみた事はある。「テストの信頼性しんらいせい素直すなお表現ひょうげんしています﹙-𝟎․𝟓 ※+になると自己じこ過剰かじょう評価ひょうか傾向けいこう﹚」で、𝟑段階だんかい評価ひょうか𝟏𝟐項目中「事務じむ計算けいさん対人たいじん折衝せっしょう芸術げいじゅつ創作そうさく技術ぎじゅつ技能ぎのう科学かがく研究けんきゅう情報じょうほう通信つうしん企画きかく調査ちょうさ文章ぶんしょう企画きかく」が𝐀、「自然しぜん対象たいしょう演出えんしゅつ行為こうい国際こくさい活動かつどう」が𝐁。要するに「ほとんど何にでも向いてます」でまった参考さんこうにならず「金返かねかえせ」が素直すなお感想かんそう(笑) 人材じんざい評価ひょうかとしては突出突出するものがいのでわる人材じんざいとなる。なので就活しゅうかつ学生がくせい参考さんこうにしてはいけない人。已後、適性てきせい検査けんさたぐい真面目まじめにやっていない。実験じっけん目的もくてき細工さいくを入れて反応をみたりしているだけ。

だいたいこのような流れだった。字数も𝟑𝟖𝟎𝟎字さんぜんはっぴゃくじほどになっている。
posted by Marimó Castellanouveau-Tabasco at 07:00| 情報処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする