2018年01月16日

表記自由自在

 昨日の「活けまして、弓得とうございます②」で「病名くん 𝟐․𝟎﹙𝐈𝐂𝐃𝟏𝟎−𝟐𝟎𝟏𝟑対応﹚」について触れたが、動作環境に関して

・𝐖𝐢𝐧𝐝𝐨𝐰𝐬𝟕・𝐖𝐢𝐧𝐝𝐨𝐰𝐬𝟖(𝟖․𝟏を含む)
 32bit版および64bit版のWindowsで動作します。(64bit版OSでは、32bit互換環境で動作)
WindowsVista以前のOSおよびWindows10では動作確認していません。


となっていた。手元の𝐖𝐢𝐧𝐝𝐨𝐰𝐬 𝟏𝟎 𝐇𝐨𝐦𝐞 𝟔𝟒𝐛𝐢𝐭 𝐕𝐞𝐫𝐬𝐢𝐨𝐧 𝟏𝟕𝟎𝟗と𝐖𝐢𝐧𝐝𝐨𝐰𝐬 𝟏𝟎 𝐏𝐫𝐨 𝟔𝟒𝐛𝐢𝐭 𝐕𝐞𝐫𝐬𝐢𝐨𝐧 𝟏𝟕𝟎𝟗で試してみたが、前者の端末はそのまま、後者の端末では𝐕𝐢𝐬𝐮𝐚𝐥 𝐂++𝟐𝟎𝟏𝟐 ランタイム(𝐱𝟖𝟔)を走らせた上で問題無く動作していたので報告しておく。

 単語登録に関しては自分用に改造を始めたが、元データも残してあるのでうまくいけば標準ローマ字設定にも追加データは入れられるかも知れない。まぁ、需要があるとも思えないが。私自身は提出書類に使う訳でもないので表記をわかりやすいようにいくらか改めている。例えば常用漢字外の文字は平仮名だったりすることもあるが、「のう」には膿・嚢があったりして、漢字の方が直感的にわかりやすいと個人的には感じる。他に、「および」や「または」も短くしてしまうと長さが少し縮むのでより狭い範囲に収まって速く内容をとらえやすくなる。洋物の和訳で「および」や「または」というのは、たいてい𝐚𝐧𝐝と𝐨𝐫のことなので、&と𝚘𝚛か올に置き換えてしまう。一種の表意文字化といってもいい。

 &はアンパサンドと呼ばれる記号で、英語の𝐚𝐧𝐝に相当するラテン語の𝐞𝐭を合字化したもの。つまり、𝐄𝐭という字形をくっつけて変形させると&になる。フォントによっては𝐄𝐭の字形の名残りを確認できる場合もある。「英語(またはラテン文字)は表音文字」と思い込んでいる人もいるが、実際は必ずしもそうではない。アンパサンドの他にも疑問符「?」はラテン語の𝐐𝐮𝐞𝐬𝐭𝐢𝐨だったかと思うが、その語頭と語末を縦にならべた、[𝐐/𝐨]の変形。感嘆符「!」もラテン語の感嘆詞𝐈𝐨を縦にならべた合字。他にナンバーを№と略したりするが、これも𝐍𝐮𝐦𝐞𝐫𝐨だったかと思う。日本ではビルディングをビルと略したり、標識では𝐁𝐥𝐝𝐠などと書いている場合もあるが、米国では𝐁/𝐆と略していたりする。これも𝟑つで𝟏つととらえれば一種の表意文字的な表現だろう。ラテン文字圏では略語も多い。パソコン一つ使うにしても𝐎𝐒だとかアプリ𝐀𝐩𝐩だとかたくさん出て来るので日本でも目にすることは増えている。

 𝟏字もしくは事実上一塊になっていてそれだけでも意味が成り立つものというのは、漢字とやっていることは同じ。なので漢字の一種として取り込んで日本語に使うというのも一つの方法。現に疑問符や感嘆符は既に日本語の文章にも馴染んでいる面はある。こういう表記の柔軟性が高いのが日本語の特徴なので、どんどん利用すると読みやすく、または書きやすくなっていく。自分独自の文字や記号を考え出すのも悪くはないが、どうせなら既存のものを近い用法で流用すると、𝟏つ勉強になるし使っているうちにおぼえ、コンピューター上でも表示できたりして手書き已外の場面にも使えることがある。手書きをする機会は以前に比べて減っているが、学生などはまだまだ手書きも必須になるので、基本的な文字の読み書きが頭に入ったら、どんどん効率的な書き方を工夫していくことを勧める。効率化と同時に、世界も広まり、また頭も使うことにもなる。

 さきほどの話にもどると、なぜか「あるいは」のつく病名が𝟏つだけあった。法律文だと「ないし」「あるいは」「または」などを日本独自に使い分けていたりするが、病名では並列をしていたわけではないので、なぜ「または」に混じって「あるいは」が𝟏つ紛れ込んでいたのかはよくわからない。全て「&」に置き換えようかと思ったが、一応区別のために「𣵷いは」にしておいた。「あるいは」という接続詞は漢字の場合、通常「或いは」と書く。「𣵷」にも「あるいは」という意味はあるが、普通は使わない。個人的には連体詞「ある」に「或る」と当てているので「あるいは」では「𣵷いは」としている。こうすることで瞬間的に違いを見分けることができるようになる。小学生でも習う話だと、「もの」に対して「物」と「者」を使い分けるのがそれに近い。私は更に両者の区別があいまいな場合に「𢪱」を使っている。本来は「物」と同字。

 最近話題の多い将棋でも、「金」と書いたり「と」と書いたり、同じ意味でも成り立ちを区別するために書体の違いを利用している。こういった方法は古くからあるのに、あまり現実の生活で知恵として受け継がれていないように思う。暗記の対象として文字・漢字をとらえるだけではなく生活の道具としてもどんどん使うといいと思う。

 こんな話をするつもりじゃなかったのに脱線で終わってしまった(笑)
posted by Marimó Castellanouveau-Tabasco at 23:59| 情報処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする