Windows XPに関してはIME 8~10がオフィスXPやMS-IME 2002、2003といったものに相当するようで、この辺も手元で確認は出来るので、そのうち試してみる予定。
ネットで軽く検索したところ、近年でもXPを使っている人から、再インストールの際にどう更新ファイルを当てるか?といった話がいくらか上がっていた。また、今年の5月か6月くらいに話題になったWannaCryだったか、ヨーロッパを中心に被害をもたらしたマルウェアの対策として、サポートが終わったはずのXP向けにもファイルが公開されたことも話題になっていた。それらに目を通して感じたことだが、意外と知られていないようなので、専門家ではないが簡単に触れておく。
Windows XPのサポートは多分現在でも行われていると思う・・・と思ったが、さすがに2016年1月で最後だったよう。企業向けの有料延長サポートというのがあり、更新ファイルも割りと最近まで公開されていた。私は容量の関係で置き場所が無くなった際にXPを外へ出してしまって以降、更新はしていないのだが、1~2年前迄一応更新は続けていた。月例更新ファイルの詰め合わせのような物がマイクロソフトから毎月出ており、その中にEmbededと表記されたフォルダーが入っている。それがXPに適用できる。確か適用可能にするためのプログラムがネット上に落ちていたかと思う。月例更新ファイルの詰め合わせセットは以下で手に入る。
Embededだけを抜きたい場合は必要なファイルを片っ端から落としてisoファイルを解凍し、フォルダ検索でEmbededの中身だけを表示させてからどこか別のフォルダへまとめて移動し、フルパスを抽出して自動的に適用してくれるバッチファイルを作成すれば簡易サービスパックのようなものは作れる。以前はそれを簡単に作れるフリーウェアも出ていたが、配布の方式が変わってからはうまく機能しなくなってしまった。
特定の月の物が慾しい場合はマイクロソフトのサイトの検索窓に「セキュリティ リリース ISO イメージ」と「年」「月」を入れたら出て来る。
ただし、月例更新の公開は2016年8月で終わってしまったらしい。なので2014年6月~2016年8月の対応となる。
それ以前は、オフライン用インストールディスクを作成できるWSUSを利用した方が速い。Windows Server Update Serviceだったかな?直訳すると窓樽更新役務。長いがWSUSだと意味のイメージが湧かないので個人的には窓鯖更役[まどさばこうえき]と略して呼んでいる。鯖はserverの音訳表記としてネット上ではしばしば使われているもの。
窓鯖更役で使用するソフトは更新が頻繫で、サポートが切れたウィンドウズやオフィスはどんどん表示から消されてしまうが、古いファイルも掲載は続けてくれているので、それを利用すればXPの更新ファイルも自動で取り寄せることができる。XPの最終は2014年5月5日。
ちなみにWindows XPを新規インストール→SP2→SP3とインストールした直後に窓鯖更役を適用したところ、120件ほどの追加がなされた。
ただ、他のウィンドウズも含めて、窓鯖更役で落とした更新ファイルだけでは完全な状態にならないことが多い。以前はXPSP3Updates(JP)2010-08-01という、2010年8月1日現在最新の更新ファイルを集めたサービスパック的なファイルを作成して公開していた人がいたのだが、これを適用すると、窓鯖更役直後でも更に70件ほどの追加が行われた。個人的には2013年10月までの更新ファイルをまとめた私的SP4を以前作成してあったのだが、HDDのトラブルで消えてしまった。どこかにバックアップが残っていればいいが、簡単に確認した範囲では見当たらなかった。
なお、XPSP3Updates(JP)2010-08-01はそのままグーグルで検索をかけても全く候補が出て来ない。英語版に関しては有志によるSP4作成プロジェクトが海外で起ち上がっており、公式サポート終了後も継続的に更新が続けられてきたらしい。Windows 7も根強い人気なので、4年後には同じような状態になっているだろう。