2017年05月16日

キーボードその後4:各国語キーボード一覧

最近話題にしているキーボードの件、過去に日記で話題にしたことを思い出して調べなおしてみた。そうしたら当時撮った画像も幾らか残っていたとともに、訂正もみつかったのでまとめて追記しておく。



 以前Windows 7 の時に全言語全キーボードを実際に設定して試したと書いたが、それは2008年=平成20年03月18日のことで、対象はWindows 7ではなくWindows 2000だった。ただ、Windows XPも当時使っており、その後私はWindows 7→Windows 8→Windows 8.1→Windows 10と、Windows Vista以外は順番通りに導入しているのでWindows 7上でも機能していたのは間違いない。Windows 8とWindows 8.1は導入したものの使いづらかったので結局Windows 7をメインにしたことからあまりはっきりしたことは分からないが。



 過去のキーボード調査に関しては一覧表も作ってあるので不完全だが一応上げておく……じゃなくて、随分前に上げてたのを忘れていた(笑)



→各国語キーボード配列比較表





 それからWindows 10に関しては2016年=平成28年9月に常駐させていたキーボード分に関してのみ調査していたのを見つけたのでそれも触れておく。当時はTH2: バージョン1511を使っていた。



 キリル文字のラテン文字キーボード様配列に関しては

セルビア語キリル







ブルガリア語古声







ブルガリア語多声







ボスニア語キリル







マケドニア語







マケドニア語標準







ロシア語ニーモニック







と、以前より増えている。但し、汎用性が高いのはロシア語(ロシア語)キーボードと判断して常駐に採用している。



 以前はロシア語(タイプライター)キーボードを採用していた。理由はキリル文字ヨー(ё)があったこと。ロシア語(ロシア語)キーボードには無かった。それが現在では追加されている。







 ラテン文字ではブラジルABNTを採用しABNT2は汎用性が無いとして採用しなかった理由も確認してみたが、どうやら右オルタネイトの問題だったよう。通常、キーボードはシフトキーで打鍵可能なキーを切り替えるが、それでも足りない場合に3つ目のキーボードを採用しているものが幾らかある。その時に第2シフトキーとして使うのが右オルタネイトキー。ギリシャ語ポリトニックキーボードでも同様の措置が採られている。







 このやり方、たしかに使える文字種が増えてありがたいのだが、一方で本来のオルタネイトキーとして使えなくなってしまうという問題点がある。左オルタネイトは従来通り使えるので問題無いといえば問題無いが、打鍵の組み合わせに応じてオルタネイトキーやコントロールキーを左右使い分けている人間としては、右側が使えなくなるのは困る。しかもウィンドウズでは意図せず勝手にキーボードが切り替わってしまう現象が発生するため、突然右オルタネイトが効かず、よく見たら別の言語に替わっていたなんてことがあってストレスの原因になる。ABNT2の右オルタネイトで使える文字は私にとってはそれほど重要ではないし、どうしても必要なら単語登録して日本語に切り替えて出しても頻度が少ないので困らない。汎用性に劣ると感じたのはそれが理由だったよう。省スペースキーボードの種類によっては右オルタネイトが実体として存在しない場合もあることを考えれば今考えてもこの選択は正しかったと感じる。



 ちなみにABNTやABNT2ではドイツ連邦のドイツ語で使う合字エスツェット(ß)の他に、スペイン語で使うターンド・エクスクラメーションマーク(¡)やターンド・クエッションマーク(¿)、フランス語で使う合字オーイー(œ)も出せないが、それらを第三キーボードの空いている場所に入れてくれたらより完成度は増すだろうし、贅沢を言えば北欧や古語で使う合字エーイー(æ)、北欧で使うリング・アバブ付エー(å)中国語にも流用できチェコ語などで使うキャロン付(ǎčďěǧȟǐǰǩľňǒřšťǔž)、中国語にも流用でき日本語やセルビアラトビア語で使うマクロン付(āēḡīōūȳ)も入れてくれたら申し分ない。そして右オルタネイトを別のキーに設定変更可能にしてくれたら大満足。フィードバックに提案してみようかな。



 なお、日本語のローマ字表記で使うマクロン付に関して標準で出せるのは以前のキーボード調査だとラトビア語キーボードのみで、残念ながらラトビア語キーボードでもマクロン付オー(ō)は出せなかった。考えてみたら日本語でもローマ字表記の仕方によっては使うのに、日本語キーボードでマクロンもサーカムフレックスも出せないのはおかしいかも知れない。



 Windows 10でマクロンの使用可能なキーボードが増えているかは未調査なため不明。気になっているのは以前米国のトランプ大統領が日本の安倍首相との会談について触れたツイッターでの書き込みで、Shinzōとマクロンを使っていた点。変換という発想が無く、音声記号付ラテン文字も通常は使わない英語を常用しているトランプ大統領がどうやってあの文字を出せたのだろうか?意図的ではなく予測表示機能で出たものを選択したのだろうか?



 英語は強弱が中心で長短の区別が曖昧な言語の一種だが、日本語は強弱以上に長短の区別が重要になるので、マクロン付を使ったのは正しい。豆腐と塗布は違う。説明をしないと都府県が豆腐県になっても文句は言えない。この点、電子機器で文字を表示させることが多い現代の日本人の方がマクロン付が手軽に出せないことから長短の区別がしやすいマクロン付のローマ字表記から遠ざかっているのはもったいない。



 日本語以外でもアラビア語やイタリア語は長短の区別が重要なので、現地語表記に近づけたカタカナ表記を採用する場合は伸ばすべきところを伸ばした方が良いとは言える。アラビーヤとかイターリアになる。最近ニュースで耳にすることも多いハラル認証のハラルも本当はハラール。ただし、アクセントは前にある。hálāl。個人的にはアラビーヤ語のaは発音記号でいえば/æ/に聞こえるのだが、/a/と表記されるのが普通なのが不思議。



 結婚をケコーン、逮捕をタイーホといったように一部ネット俗語では一時期、語末手前を伸ばすのが流行っていたので、それを知っている人はこういった表記はふざけているように見えてしまうかも知れない。
posted by Marimó Castellanouveau-Tabasco at 12:09| PC関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする