2018年08月19日

就活学生が読んではいけないお話⑪

 今朝けさのアニメ『ゲゲゲの鬼太郎きたろう』で「努力どりょくみとめられるのは高校こうこう野球やきゅうまで、結果けっかすべて~」とネズミおとこ。はて、𝟔月ろくがつの末か𝟕月しちがつの頭くらいにスポーツ界から何度なんどいたような(笑)

 それはともかく、すずしいときにと本の整理せいりをしているときはいったので久しぶりに就活しゅうかつ学生がくせいいてはいけない世界せかいてきまるまる言葉ことばシリーズ。

 ここのところに、わたしはラ=ロシュフコーという十七世紀せいき貴族きぞくきるための心構こころがまえを事細ことこまかにのこした人生じんせい達人たつじんの、人生じんせいたいするきびしい態度たいどをうかがいることができるようにかんじます。

 かれは、「会話かいわについて」という文章ぶんしょうの終わりの部分ぶぶんに、「もっと確実かくじつ規則きそく」としてつぎのように念をしていています。

もっと確実かくじつ規則きそくは、わたしかんがえでは、変更へんこうできないような規則きそくたないこと、うことの中に気取きどりよりはむしろ無頓着むとんちゃくせること、よくひとうところをくこと、あまりしゃべらぬこと、けっして無理むりはなさないこと、である。

三国みくに一朗いちろう話術わじゅつ会話かいわ対話たいわ



 変更へんこうしたり無頓着むとんちゃくだと「意志いしよわい」「やる気がかんじられない」という評価ひょうかになり、ひとことをよくいてしゃべらなかったら「積極性せっきょくせいい」となり、無理むりはなさないと「このひとなにらない」という評価ひょうかになる。

 ちなみにこの文章ぶんしょう高校こうこう現代げんだい文の教科書きょうかしょにもっていた。つまり学校がっこう日本にほん企業きぎょうかんがえる「優秀ゆうしゅう人材じんざい」と正反対せいはんたい子供こどもそだてているということになる。いまはどうからない。一度いちど決めたこと絶対ぜったいえるなつらぬき通せ、ゆめをもってひとつのことをやり通せ、目的もくてき実現じつげんするため 逆算ぎゃくさんして打算ださんてきにやれ、他人たにんはなしかずとにかく自己じこ主張しゅちょうしろ、っていることくちして自己じこアピールしろ……とまった正反対せいはんたいことかれているのだろうか?

 それにしても、大人おとなになってさまざまな立場たちば環境かんきょうひとはなし機会きかいを得たり、時代じだいてきにさまざまなひと意見いけん手軽てがる見聞みききできるようになっておもうのは、「のうあるたかつめかくす」ではなく「のうひとつめが見えない」じゃないのかな?とかんじるようになったのだが、どうだろう?ジョージの分析ぶんせき可𪜄かふか行𧗩こうふこう欲𠁓よくふよくはなしとも関連かんれんする。
posted by Marimó Castellanouveau-Tabasco at 23:40| 情報処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする