今日は乙巳の変𝟏𝟑𝟕𝟑周年。今だと長時間物陰に隠れてたら熱中症で倒れそう。手元が震えて実行に手間取ったのはその所為だったか(笑)

　昨日（きのう）、関東（かんとう）地方（ちほう）南部（なんぶ）で朝夕𝟐回、強い雨があったらしいのでそろそろ話題（わだい）にしておく。

　私が起きた時は既（すで）にやんでいたし、夕方（ゆうがた）は外にいたにも関らず警報（けいほう）が出（で）るほどの強い雨が降っていた事さえ知らなかった。帰って来てから雨雲（あまぐも）レーダーをみたところ、県央（けんおう）域で強い雨があって、それが東は横浜（よこはま）川崎（かわさき）域にもかかっていた事から大雨（おおあめ）洪水（こうずい）警報（けいほう）となっていたよう。数時間（じかん）でやんだようなのでいわゆるゲリラ豪雨（ごうう）と呼ばれるものかも知れない。驟雨（しゅうう）の方が書くのも打つのも楽だが。

　毎年（まいとし）梅雨（つゆ）明け以降（いこう）、関東（かんとう）地方（ちほう）では夕方（ゆうがた）に東京（とうきょう）で大雨（おおあめ）となる事があるが、神奈川（かながわ）県は微妙（びみょう）なところで、場所（ばしょ）やタイミング次第（しだい）で降ったり降らなかったりする。天気（てんき）予報（よほう）もよく外れる。

　それでもレーダー画像（がぞう）をみているとある程度（ていど）傾向（けいこう）は分󠄃かってくる。栃木（とちぎ）県北部（ほくぶ）日光（にっこう）域や埼玉（さいたま）県秩父（ちちぶ）部あたりでは早いと𝟏𝟑時過ぎにはもう雨が降り始（はじ）めていて、それが徐々（じょじょ）に平野（へいや）部へ降りてくる。そして埼玉（さいたま）県南部（なんぶ）➝東京都（とうきょうと）𝟐𝟑区（にじゅうさんく）部➝千葉（ちば）県北西（ほくせい）部と夕方（ゆうがた）以降（いこう）の驟雨（しゅうう）になる。これが𝟏（ひと）つのパターン。

　もう𝟏（ひと）つは東京都（とうきょうと）多摩（たま）西部（せいぶ）～山梨（やまなし）県東部（とうぶ）にかけて雲が発生（はっせい）して、それが東や南に流れるもの。

　他に都市（とし）部で雲が湧き上がってその場に落ちるものもあるよう。これは鹿島灘（かしまなだ）と九十九里浜（くじゅうくりはま）と相模（さがみ）湾から吹き込んだ風がぶつかる場所（ばしょ）が東京都（とうきょうと）𝟐𝟑区（にじゅうさんく）部西域練馬（ねりま）区辺（あた）りになる事が原因（げんいん）らしい。



　神奈川（かながわ）県の場合（ばあい）はこれらの影響（えいきょう）を受ける場合（ばあい）と、そうでない場合（ばあい）がある。



　𝟏（ひと）つは黄土色（おうどいろ）の矢印（やじるし）で示した、北から下りてくるパターン。川崎（かわさき）市はこの場合（ばあい）、東京都（とうきょうと）と同じ扱いと考（かんが）えて良（い）い。東京（とうきょう）でゲリラ豪雨（ごうう）と言っている時は川崎（かわさき）でも一部（いちぶ）で降っている事がしばしばある。横浜（よこはま）あたりになると北の方に黒く大（おお）きな雲が在って、たまに稲妻（いなづま）が走るのが遠くに見える。問題（もんだい）はそれが南下（なんか）してくるか否（いな）かだが、それがはっきり見えるころにはもうニュースで話題（わだい）になっているので、確認（かくにん）してから移動（いどう）しても遅くない。南下（なんか）せず多摩川（たまがわ）の辺（あた）りでおしまいの場合（ばあい）もあれば、南下（なんか）してくる場合（ばあい）もある。しかし下りてくるにしても最低（さいてい）𝟐𝟎分〜𝟑𝟎分は有余（ゆうよ）がある。

　𝟐（ふた）つ目は深緑（ふかみどり）の矢印（やじるし）で示した、伊豆（いず）；箱根（はこね）でできた雨雲（あまぐも）が東進（とうしん）するパターン。これは神奈川（かながわ）県西部（せいぶ）➝東部（とうぶ）湘南域（しょうなんいき）➝三浦（みうら）半島（はんとう）域と移動（いどう）するので、海にいる人は早々（そうそう）に退散（たいさん）した方が良（い）い。横浜（よこはま）市も南側（みなみがわ）で雨になる事があるが、横浜（よこはま）港周辺（しゅうへん）の中心（ちゅうしん）部、中区；西区；保土ヶ谷（ほどがや）区辺（あた）りまでなら意外（いがい）と影響（えいきょう）しない事も多（おお）い。夕立（ゆうだち）ではあまり記憶（きおく）が無（な）いが、箱根（はこね）；伊豆（いず）の局地（きょくち）的な大雨（おおあめ）は長距離（ちょうきょり）移動（いどう）する人には要注意（ようちゅうい）で、東海道（とうかいどう）新幹線（しんかんせん）や東海道（とうかいどう）本線（ほんせん）が止まったりする場合（ばあい）がある。台風（たいふう）や前線（ぜんせん）の時は雲の様子（ようす）に注目（ちゅうもく）しておいてもいい。

　𝟑（みっ）つ目は昨日（きのう）のような、県央（けんおう）で大雨（おおあめ）が降っているパターンで、これは多摩（たま）西部（せいぶ）から流れてきたものだろうが、相模（さがみ）湾からの南または南西の風と東京（とうきょう）湾からの東または北東（ほくとう）の風にぶつかっているのだろう。実際（じっさい）、昨日（きのう）横浜（よこはま）の東京（とうきょう）湾側では午前（ごぜん）中は北東（ほくとう）の風で午後は東の風、西の方で夕立（ゆうだち）が降っていたらしい時間（じかん）に南東（なんとう）の風だった。

　以前（いぜん）、「多様（たよう）性と境界（きょうかい）」で個人的（こじんてき）に気象（きしょう）境界（きょうかい）線と呼んでいる場所（ばしょ）の話（はなし）をしたが、その、東からの風と南からの風がはっきりと判る場所（ばしょ）が在って、そこから少し南へ行ったところに日産（にっさん）スタジアムがある。地図（ちず）の赤い丸をつけた場所（ばしょ）がだいたい日産（にっさん）スタジアムや新横浜（よこはま）駅（えき）、第三（だいさん）京浜（けいひん）道路（どうろ）のある場所（ばしょ）。この辺（あた）りから西になると、雨が降りやすい。なので、日産（にっさん）スタジアムに行く時、雨が降るのか降らないのか迷ったら、降る前提（ぜんてい）で準備（じゅんび）をしておいた方が良（い）い。また、急に雨がパラ付いてきたり雷が鳴っているのが聞こえたら、西に帰る人は降る前提（ぜんてい）で雨具（あまぐ）を出（だ）した方が良（い）いし、東へ帰る人ならなんとかもつ可能性（かのうせい）が高い。雨具（あまぐ）を持っていないなら東、東京（とうきょう）湾側に向かえば良（い）い。海側（うみがわ）からの風ががんばってくれるので雲に追いつかれにくい。上空（じょうくう）を見上げれば高度（こうど）によって雲の流れる方向（ほうこう）が異なっているのがはっきりと確認（かくにん）できる事もある。また、南北に風が抜けやすい分、スタンドで坐っていると春秋冬（はるあきふゆ）は寒（さむ）いので防寒（ぼうかん）具がいる。

　なお、テレヴィ画面（がめん）やレーダー画像（がぞう）で場所（ばしょ）がわかり難ければ、東京都（とうきょうと）町田（まちだ）市が食い込んでいる先端と似たような緯度、三浦（みうら）半島（はんとう）の付根（つけね）にある鎌倉（かまくら）市の東端（とうたん）が似たような経度（けいど）だと考（かんが）える。𝟐（ふた）つの線がぶつかる場所（ばしょ）がだいたい日産（にっさん）スタジアムで、これより東は東京（とうきょう）湾の天気（てんき）の影響（えいきょう）を受けやすく比較（ひかく）的雨が降りにくいと大雑把（おおざっぱ）に考（かんが）えていい。横浜（よこはま）市の場合（ばあい）は。川崎（かわさき）市の場合（ばあい）は先ほど述べたように、東京都（とうきょうと）の天気（てんき）を参考（さんこう）にした方が良（い）い。西側は厚木（あつぎ）市辺（あた）りが境になる。地図（ちず）では厚木（あつぎ）市西部（せいぶ）が円の外だが、昨日（きのう）は降っていたんじゃないかと思（おも）う。多摩（たま）；丹沢（たんざわ）方面（ほうめん）から雲が降りてくる事があるのでこの辺（あた）りにいる時は雲や風の流れ方を確認（かくにん）した方が良（い）い。それから、相模川（さがみがわ）は大（おお）きな川だが、上流（じょうりゅう）で増水（ぞうすい）すると一気に水嵩（みずかさ）が増すので雨が降っていなくても注意（ちゅうい）が必要（ひつよう）。

　現地（げんち）に不案内（あんない）な人はこういった傾向（けいこう）を参考（さんこう）にしてみてもいいと思（おも）う。