2018年01月04日

ウィングの出っ歯

 昨日の補足。

 滝くんが奥寺さんとのデートに失敗したあとからクレーター内の神社をみつけて近寄っていくところまでの𝟏𝟓分間を外していたので今日はその部分を確認したのだが、その𝟏𝟓分の中で糸守町の情報がしっかり出て来ていた。岐阜県の飛騨高山地方という設定らしい。あの辺の方言は関西弁を少し標準語に近づけたような発音・アクセントをするのか私は知らない。「君」という言葉を日常で使うのだろうか?

 それから物語とは関係ないが、彗星落下に関しては、ツングースカ大爆発や𝟐𝟎𝟏𝟑年﹦平成𝟐𝟓年𝟎𝟐月𝟏𝟓日にロシア南部チェリャビンスク州に落下した隕石が思い出されるが、あの年にたまたま『淮南子』の記述に関しても目にすることがあり、これって隕石か彗星の爆発なんだろうか?と思ったことがあったので、一応触れておく。

およじふじつなら
ビテルニニ、ビデテ、
くわ
ガシヲ、ラシテヲ、
あつ
スル、
ヲ。
使𦐧
ヲシテニ、
ほとりしやくたく
ニ、ニ、
かみ
ヲ、
しも
シ、ニ、
とりこ
ニセニ。
ビ、キテト。
ここ
イテカ
メテ

猰貐[アツユ]:獣名
鑿齒[サクシ]:獣名
九嬰[キュウエイ]:水や火のもののけ。災害のこと。
封豨[ホウキ]:神獣、大きな猪、貧困の比喩
脩蛇[シュウジャ]:長い蛇、貧困の比喩
𦐧[ゲイ]:帝堯代の弓の名人。10個の太陽が出た際9個を射落とす。


 10の太陽と考えるとそれこそ隕石が分裂したのかな?と思えた。隕石爆発時の映像がたくさん残っていて当時報道でも多数紹介されたその𝟏か月くらいあとのことだったのでそのような想像もできたのだが、それがなければ干ばつや火事、敵勢力とも取れる。学術的にどう解釈されているのか知らないが、また何か解説を読むことがあれば触れる。

 あとは㚻性について触れるとしていたので触れるが、語注に書いた以上に特に追加することはない。「㚻」という漢字は男性同士の姦通を意味し、それが禁止された法律にからんで使われたことがあったようだが、日本でも使用されたことがあるのかは未確認。同様の意味を持つ和語があるのかも私は知らない。男色という言葉くらいしか思いつかない。なので「㚻」の訓読みは「おかま」でも何でも好きに読んでかまわない。音読みに関しては[キ]になるらしいので、男性・女性とならべて㚻性とすると[キセイ]と読むことになる。

 そして、男性同士に限定せず便宜上𝐋𝐆𝐁𝐓などまったくの男性とまったくの女性を除く性別全般に拡大して使用することにする。特に私が作ったなどと独占するつもりはないので使ってもらってかまわない。外来語に相当する日本語が無い場合、熟語や語彙はこうやって作られていくのが普通なので。
posted by Marimó Castellanouveau-Tabasco at 23:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする