2017年05月09日

キーボードその後3:多言語キーボード補足

昨日書きかけで消えた分の一部を発掘したのでついでだから貼り付けておく。



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 他に、人によっては入れておいて損が無いと思われるのはギリシャ語。ギリシャ文字が使えるようになるものだが、ラテン文字のキー配列とほぼ同じなので、ギリシャ文字を知ってる人には英語に近い感覚で打てるようになる。ただ、一部違うのでその点は確認の必要がある。ギリシャ語用の音声記号をなるべく沢山使い分けたい人は ギリシャ語 Polytonic キーボードにすると良いが、操作がやや複雑なので慣れがいる。古典ギリシャ語は不要・現代ギリシャ語のみで構わない人は通常のギリシャ語キーボードで問題無い。



 キリル文字に関しては英語と同様の配列が無く、別途一から覚えなくてはならないので、ある程度まとまった量や頻度のある人以外は不要だろう。文字の名前さえ覚えれば日本語キーボードでも出せる。また、キリル文字は地域によって使用する文字の組み合わせがやや異なる。一覧した印象ではロシア語(タイプライター)キーボードが一番汎用性あると感じているが、ロシア語(ロシア語)キーボードでも構わない。



 同じくアラビア文字も配列が英語と全く異なるので無理する必要はない。私も覚えては忘れるを繰り返してるのでそのうち単語登録して日本語キーボードのまま使うようになった。正則アラビア語はアラビア語(アラビア語)キーボードで構わないが、ラテン文字との連携を考えるとVが使えるペルシャ語(ペルシャ語)キーボードの方が便利。ただ、アリフマクスーラの扱いが少し異なる。他にウイグル語のアラビア文字キーボードは母音を5つ使える利点がある。ただ、子音字がアラビア語やペルシャ語より少ないので汎用性は劣る。個人的にはペルシャ語キーボードに一部ウイグル語キーボードの要素を加えて更に配列を英語に近くすると理想的だと思ってる。

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 なお前回、ABNTは検索の際に威力を発揮すると書いたが、当然文章を書いたりする際も使える。ただ、私はテキスト入力の必要があった場合は秀丸エディタにマクロを追加してABNTより更に多くの音声記号を使い分けているので、検索だけと書いた。日本語の半角英数モードでショートカットコマンドを使えばæやßやʒ等も簡短に出せる。秀丸エディタ用のマクロなので他で使えないのが残念。その時はABNTや単語登録で対応している。単語登録していないネット用パソコンはABNTだけ一応用意している。マクロも公開しても構わないと思ってるが、秀丸の本家サイトに公開スペースが在るようなのでそこにアップロードするか、このブログにアップロードするか、新しく別のブログを見つけてからアップロードするかまだ考えていない。
posted by Marimó Castellanouveau-Tabasco at 02:44| 神奈川 ☁| PC関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする